退院してからのリハビリ

人生で最も頑張った歩行訓練(自分で自分をほめてやりたい)

 

① 復帰に向けての歩行訓練(雨、寒さ、暑さ、風など自然に負けず毎日の努力)

退院して、翌日から歩行訓練を行った。初めは、杖をつき、父親に、車椅子を押して、付き添ってもらった。100mゆっくり歩いてみた。近所の居酒屋まででdown。車椅子に座り、帰ってきて横になる毎日。

しかし、徐々に体力が回復し、歩行距離も増えてきた。それに伴い、杖もなくなり、付き添いの父親もいなくなり、自分一人でできるようになってきた。雨の日も、風の日も、暑い日も、寒い日も、毎日欠かすことなく、自分ながらよく頑張った。

最終的には、午前20分(1.3km)と30分(2.2km)、午後は20分(1.3km)50分と(3.2km)、計2時間(8km)歩くようになった。

 

② 復帰に向けての座る訓練

I病院の最初のリハビリは車にいすに座るものでものすごく苦しかった。それがトラウマとなった。そこで座ることの恐怖や疲れを克服する訓練を行った。
朝起きて早速始めた。じっと座るのは大変である。しかし、テレビを見ての訓練は精神勝負なので、そんなに辛くはなかった。歩行訓練の合間はいつも座っていた。また、パソコンをやってみた。「やることがあれば、座っていられる。」と自信がついた。

 

③ しびれと骨折

退院して、2,3ヶ月経って間もないころ、左手足がしびれだした。主治医が言うのは「脳出血の後遺症で誰にでもあること。3年でしびれがひかないと一生残る。」と告げられた
上手く説明できないが、正座をして足がしびれるのと似ているかもしれない。それが24時間つきまとうのである。復帰した今でもしびれで苦しんでいる。
歩行訓練後には週3回ヘルパーがマッサージに来てくれる。失礼のないように靴下は替えている。普段はベッドで替えるが、ある日洗面所に丸いすがあったためそこで履き替えようと右足をあげた。後ろにバックドロップのようにひっくり返った。肩に激痛が。肩を骨折。おまけに、左手首を複雑骨折。いまだに大きな定規は上手く持てないでのである。

 

2004年1月。待望の職場復帰訓練。やるだけのことはやった。

不安で押しつぶされそうになりながらいよいよ訓練へ……

2018年03月15日